何をしらべるの?(2015)
セミの種類や分布、ヒガンバナの咲いた日など、家の近くで対象となる生き物を探し、インターネットを通して報告する自然環境調査です。
多くの市民のみなさまの協力を得て、富山市全域の自然の現状について調べ、得られた結果から郷土の自然について考えます。
◆調査の項目
2015年度は、全15項目を調査します ソメイヨシノは場所によって微妙に開花時期が異なります。これを具体的に明らかにしてみます。 クローン植物だからこそできる調査です。 ◇ ヒガンバナ 毎年9 月中下旬になると決まって咲くヒガンバナの開花日を富山市全体で調べます。 花の咲いている期間は年によってちがうのかどうか、市全体でも同じ期間に咲いているのか どうかを明らかにしてみます。 ◇ ヒメオドリコソウ 1970年代に富山市に入ってきたと考えられる外来植物です。どこまで広がっているかを調べます。 ◇ スズメ 最近減っている可能性のあるスズメの巣の場所などを調べます。 ◇ カッコウ 初夏に渡ってくるカッコウの鳴き声が聞こえる日を調べます。20年前のデータとも比べてみます。 ◇ カワセミ 時折、町中の河川でも見られる水辺で生活するカワセミを調べます。 ◇ キジ 日本人に馴染み深く河川敷や農地など草原に生活するキジの分布を調べます。 ◇ カルガモ ヨチヨチ歩きのお引越し姿で人気の水辺に生活するカルガモの分布を調べます。 ◇ アカトンボ 7月から10月頃に平地や野山など様々な場所でみられるアカトンボの種類と分布を調べます。 ◇ ホタル ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル、3種の市内分布を調べます。 ◇ アカミミガメ 富山県に生息する4種のカメ(スッポン・クサガメ・イシガメ・アカミミガメ)のうち、アカミミガメだけが 外来種です。 ミドリガメとして販売されていたものです。野外に捨てられ、野生化し問題となっています。 ◇ カエル 田んぼから姿を消しつつある在来種のトノサマガエルの実態と、一時期増えた外来種ウシガエルの実態 を調べます。 ◇ ニホンジカ 最近、全国的に数が増え、県内でも時々見かけられるようになりました。今後さらに増えていく可能性がある ニホンジカの分布を調べます。 ◇ 酸性雨 富山市内各地に降る雨の酸性度をパックテストで同時に調べます。20年前のデータとも比べてみます。 ◇ 富山市の土 土にも多様な色があります。富山市各地の土を集めて、富山市のソイルカラーと土地の歴史を明らかに してみましょう。
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詳しくは「調査の方法」をご覧ください。 |
◆参加方法と流れ
説明会をおこないます。
いずれも、当館 多目的学習室でおこないます。申込み不要、無料ですので、ぜひご参加ください。
2015年 3月7日(土) 15:00-16:30 |
報告会&説明会「みんなで調べた富山市の自然2015」
また、2015年調査の計画についても説明します。 |
STEP1 |
「行事申し込み OnLine受付」からお申し込みください。 必ず電子メールアドレスを登録してください。(PC用アドレスでも携帯電話用アドレスでもかまいません) ※)参加登録の有効期限は、この自然調査の終了までです(2016年度の予定)。途中でやめることもできます。 ※)小中学生が参加される場合は、保護者の方が申込んでください。 |
STEP2 |
調査に行く前に、「調査の方法」をみて、準備しておきましょう。 調査や報告の方法に合わせて、必要なもの(カメラ・携帯電話・調査用紙など)を用意しておこう! |
STEP3 |
お申し込みいただいた方には、随時、調査方法、調査開始のタイミング、報告のしかたなどを書いた「調査依頼メール」が届きます。 メールで調査内容を確認したら さぁ、 いよいよ調査開始です! 野外で実際に調査しよう! |
STEP4 |
報告の方法は2とおり
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STEP5 |
皆さんからいただいた報告を集計して分布図などをつくり、このホームページや博物館の展示室で随時公表します。 |
STEP6 |
現在の富山市の自然がどのような状態であるのかを理解し、過去からどのように移り変わってきて、今後どうなっていくのかを分析します。 |
2012年から2016年にかけて富山市内で身近な自然について調べます
2012年にスタートしたこの調査は、このあと2016年まで続ける予定です。
調査対象となる生き物や環境要素は全部で17種類。様々な角度から富山の自然を観察してみましょう!