2019年度

2020年3月のギモン「コウモリは逆さで休んでいるとき、うんちやおしっこをどうやってするの?」

清水
清水
(脊椎動物担当)

うんちをするクビワオオコウモリ
(沖縄県)
うんちやおしっこをするときだけ体を横にするか、手でぶら下がって頭を上にしてします。
とやまサイエンストピックス「空を飛ぶ ほ乳類!コウモリ」 PDF 473.03KB

2020年2月のギモン「針葉樹(マツ、スギ、ヒノキなど)と広葉樹(サクラ、ケヤキ、ツバキなど)のちがいは?」

太田
太田
(植物担当)
葉が、細く尖っているのが針葉樹です。葉が、広く平べったいのが広葉樹です。針葉樹は常緑で広葉樹は常緑と落葉の種類もあります。
針葉樹 広葉樹
樹の形 まっすぐ育つ 枝分かれして育つ
分布 寒い地方や高い山に多い 寒い地方から熱い地方まで
木材の性質 軽くて柔らかい(例外もある)
年輪がはっきりしている
水を運ぶ組織は仮道管
体を支える組織も仮道管
重くてかたい(例外もある)
年輪はさまざま
水分を運ぶ組織は道管
体を支える組織は木部組織
分類 裸子植物(約500種) 被子植物(約20万種)
とやまサイエンストピックス「ヒマラヤスギのオスとメス」 PDF 543.96KB

2020年1月のギモン「ティラノサウルスの後ろ足の指は何本ですか?」

藤田
藤田
(恐竜担当)
片方の後ろ足の指は4本です。地面についている前側の3本指は、ヒトの人差し指、中指、薬指に相当します。足のやや後ろ側の少し高い位置にぶら下がっているのは親指です。
とやまサイエンストピックス「三葉虫」 PDF 639.56KB

12月のギモン「昼間に見た太陽はまぶしくて白っぽかったのに、夕方はオレンジ色になっていました。太陽の本当の色は何色ですか?」

竹中
竹中
(天文担当)
太陽は星座を作っている星と同じように自分で光る恒星という種類の星です。 恒星の色は、星の表面の温度で決まっていて、温度が高いほど青白っぽくなり、温度が低いほど、赤っぽくなります。太陽の表面の温度は約6,000度なので、太陽の本当の色は黄色です。しかし、地球には空気があって光が散乱されるので、昼間は白っぽく見えたり、夕焼けや朝焼けの時の太陽はオレンジに見えたりします。太陽は、ほんの数秒の短い時間でも直接見ると目を痛めてしまいます。くれぐれも直接見ないようにしてくださいね。
とやまサイエンストピックス「12月26日は部分日食をみよう!」 PDF 826.03KB

11月のギモン「殻をもつタコ「アオイガイ」の殻は何のためにある?」

吉岡
吉岡
(化石担当)
アオイガイの殻アオイガイの殻(写真)は主に卵を保護するのに役立っているとされています。この殻は擬殻ともよばれ、メスだけが持つ殻で、同じ頭足類であるアンモナイトやコウイカの殻とは起源が異なります。アンモナイトやコウイカの殻は内部が隔壁という板で仕切られ、浮力調整に使われていますが、アオイガイの殻に仕切りはありません。
とやまサイエンストピックス「イカの骨」 PDF 725.5KB

10月のギモン「庭においた子ども用プールに、アメンボが泳いでいました。どうやって来たのでしょうか?」

岩田
岩田
(昆虫担当)
ヒメアメンボアメンボの仲間の多くは、成虫になると背中に翅が生え、空を飛ぶことができます。空中で、プールの水面を見つけて下りてきたのでしょう。ただし、幼虫のときにすごした日長(昼間の長さ)により、翅が成長せず、飛べない個体もいます。
とやまサイエンストピックス「富山でコガタノゲンゴロウを再発見!」 PDF 568.32KB

9月のギモン「天の川は、空の暗いところならいつでも見ることができますか?」

林

(天文担当)
天の川は、街明かりのとても少ないところであっても、いつでも見られるわけではありません。特に月が出ていると月明かりに負けてしまって見えなくなります。満月の数日後で月ののぼってくるのが遅い日から、新月の後で月が早めに沈んでしまう日までの間の日に見ると良いでしょう。
とやまサイエンストピックス「天の川はいつが見やすい?」 PDF 589.78KB

8月のギモン「火山灰とは、どんなものですか?」

増渕
増渕
(岩石担当)
火山灰とは、噴火でふき出した直径2mm以下の細かい粒のことです。粒の多くは、マグマが噴火の時に急に冷やされて固まった、ガラスのかけらです。鉱物や火山を作っていた石のかけらなども混ざっています。灰が降ってくるとは、ガラスや石のかけらが降ってくることなのです。
とやまサイエンストピックス「特別展「タテヤーモ火山局」で火山調査を体験!」 PDF 534.39KB

7月のギモン「ブラックホールは、どのようにしてできるのですか?」

近藤
近藤
(天文担当)
ブラックホールは、その大きさによってでき方が違うと考えられており、太陽の数十倍以上の重さの星がその一生を終えるときにできるものがあります。このような星は、燃料を使い果たすと、自分自身の重さに耐えられなくなり、たくさんのものが星の中心部に集まってつぶれます。そして、ギュウギュウになって強い重力を持つようになり、ブラックホールとなるのです。また、銀河の中心には、太陽の数百万から数億倍以上の重さを持つ巨大なブラックホールがあると考えられており、これらがどうやってできたのかはまだわかっていません。
とやまサイエンストピックス「特別展「世界初の撮影に成功! ブラックホール」 PDF 187.47KB

6月のギモン「カラスノエンドウという名前は、なぜつけられた?」

坂井
坂井
(植物担当)
花が咲いた後に、エンドウマメのような緑色のさやができます。そのさやは、種子が熟すと、まるでカラスのような黒色になることから、カラスノエンドウと名づけられました。なお、別名はヤハズエンドウです。ヤハズは葉の先が切れこんでいることにちなんでいます。
とやまサイエンストピックス「カラスノエンドウのひみつ」 PDF 623.47KB

5月のギモン「単位を改定する日が5月20日にされたのは、なぜ?」※ 2019年5月20にキログラムなどの単位の定義が変わりました

市川
市川
(物理担当)
メートル条約が成立した日にちなんで、世界計量記念日とされているからです。メートル条約は1875年に17カ国で結ばれ、長さにメートルを、質量にキログラムを採用しました。(日本は1885年(明治18年)に加盟)
とやまサイエンストピックス「単位 新時代! ―科学のさらなる進歩に備えて―」 PDF 379.46KB

4月のギモン「アポロ11号の2人のほかに月に降り立った宇宙飛行士はいないのですか?」

近藤
近藤
(天文担当)
人類を月へ送るアポロ計画は、アポロ11号によって初めて成功をおさめました。実はこの後もアポロ計画は続き、アポロ11号を含めて、計6回(12人の宇宙飛行士が)月面に降り立っています。ちなみにアポロ13号は、月へ向かう途中で起きた宇宙船の事故によって、月の周りを周回するのみとなりました。そして、アポロ17号(1972年)でアポロ計画は終了し、以降現在まで月へ行った人はいません。
アポロ11号以降 月面に降り立った宇宙飛行士
1969年11月
(アポロ12号)
ピート・コンラッド、アラン・ビーン
1971年 1月
(アポロ14号)
アラン・シェパード、エドガー・ミッチェル
1971年 7月
(アポロ15号)
デイヴィット・スコット、ジェイムス・アーウィン
1972年 4月
(アポロ16号)
ジョン・ヤング、チャールズ・デューク
1972年12月
(アポロ17号)
ユージーン・サーナン、ハリソン・シュミット
とやまサイエンストピックス「人類初の月面着陸から50年」 PDF 349.46KB

かがくのギモン(リファレンスコーナー)

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