第3回「ジュニア科学賞・とやま」の応募と審査状況
応募状況と研究分野
第3回「ジュニア科学賞・とやま」には26名の応募がありました。このうち、小学生の応募は18名、中学生の応募は8名でした。今回も第1回、第2回の募集時と同様、いずれ劣らぬ優秀な児童・生徒が推薦されておりました。応募された方々の研究内容を分野別に見ると、小学生では、物理分野の研究に関する応募が5名、化学分野が2名、生物分野が9名、地学分野が2名でした。また、中学生では、物理分野の研究に関する応募が3名、化学分野が2名、生物分野が2名、地学分野の応募が1名でした。
審査の方法
審査は2段階で行われました。まず、物理、化学、生物、地学の分野毎に委嘱された2 名の調査協力員が提出された資料の内容を検討し、「優れた着想」「ユニークなアイデア」「粘り強い努力」のいずれかの区分で審査を行いました。調査協力員による応募者全員の評価の終了後、調査協力員会議を開催し、候補者7名を選定して、選考委員会に推薦しました。
選考委員会では、調査協力員会議から推薦された候補者の資料を厳密に調査し、さらに、調査協力員会議からのコメントと校長の推薦理由を参考にして推薦者を評価し、受賞者を決定しました。
なお、審査は「優れた着想」では研究に取りかかるきっかけなどに関する独創性などに、「ユニークなアイデア」では研究を遂行していく過程での様々な工夫などに、「粘り強い努力」では同じ対象・分野について継続して取り組む姿勢・努力などにそれぞれ焦点を当てて行いました。
各段階の審査では、提出された資料の出来映えや実験・観察結果の良否ではなく、資料に書かれている研究の目的、実験・観察方法、考察、感想などや推薦書の内容から、上記の趣旨にふさわしい受賞者を決定しました。
次年度以降もこのような審査形式で行う予定であり、「ジュニア科学賞・とやま」の趣旨をふまえ、多くのご応募をいただければ幸いです。