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長野県の七夕関係資料

長野県の七夕に関係する天文民俗・祭を紹介します。

七夕民俗行事

(1) 松本七夕人形(松本市)
店に飾られた松本七夕人形 松本七夕人形祭
   
松本市付近では昔から七夕人形を軒先に飾っていました。最近では8月7日付近に飾られており、商店街の店先にも飾られています。人形は顔の描かれた肩までの木製のもので、その上に布製か紙製の着物を着せて飾ります。松本市博物館には七夕人形のコレクションがあり、重要有形民俗文化財に指定されています。先日、博物館を見学した時には「ほうとう」にこしあんをつけたものを食させていただきました。


(2) 七夕まんじゅう(安曇野地方)

 長野県の安曇野地方では、8月7日の七夕の付近に地元で採れる小麦粉や玄米粉を練って、七夕まんじゅうを作る風習があります。信州は野菜を中に入れる「おやき」が有名ですが、その形態と同じで、ナスなどの野菜を具にするそうです。
 写真は数年前に豊科インターの近くのお店で売っていたものを撮影しました。中身はこしあんと黒砂糖でした。買って食べた印象は昔の味というところでしょうか?
 最近、同じお店に行って、「七夕まんじゅう」についてお聞きしましたが、その店員の方はご存知ありませんでした。残念でした。


(3) さんよりこより(伊那市美すず)

 毎年8月7日、天伯社の境内に手に手に七夕飾りをもった子供たちが集まり、「さんよりこより」と何度も唱えながら輪をつくって歩きます。輪の真ん中には笠をかぶって太鼓を打ち鳴らす大人が二人います。子供たちは三周すると、輪の真ん中にかけより、手にした七夕飾りで二人の大人の笠を何度も何度も叩きます。その後、大人たちはみこしをかついで、歩いて三峰川を渡って対岸の桜井に行きます。
 この行事は今から六百年ほど前に三峰川が氾濫し、上流の高遠町から天伯様の社が美すずの対岸富県(とみがた)桜井に流れ着きました。その後、美すずに流れ着き、そこに落ち着いた事から、天伯様を祭り、洪水を鎮めるお祭りを始めたのが由来とされています。「さんよりこより」というかけ声は洪水を鎮めるもの、真ん中で叩かれる二人は洪水を起こす疫病神という意味です。この日、三峰川は天の川に見立てられています。同じ行事が桜井でも行なわれています。
参考文献
くらしの知恵編集委員会,くらしの知恵No.276P.20,2002,北日本新聞社




富山市科学博物館:富山市天文台
作成 2007-05-01
最終更新 2007-07-12
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