足跡化石のできかた

恐竜の足跡は地層に見つかります。地層とは何でしょうか?そしてどのようにして足跡化石ができるのでしょうか?
地層とは
地層の写真
おおやま地域の恐竜足跡化石は1億年以上前の地層面に見つかっています。

地層とは古代の砂や泥などがたまって,板のように積み重なったものです。

そのような何枚もの板を横から見るとシマシマに見えます。

恐竜の足跡はこのような古代の地層の上(板の上)に見つかるのです。そしてそれこそが1億数千万年前に恐竜が歩いた地面なのです。

地層の写真

シマシマに見えます

恐竜足跡のできかた
恐竜がやわらかい泥や砂の上を歩くと足跡が残ります。できた足跡の上にさらに砂や泥がたまります。すると足跡は消えてなくなったかのように見えます。しかし砂や泥の下にはちゃんと足跡が残っていることがあるのです。

一億年以上の時間がたって,砂や泥は石化します。板のように重なった砂や泥の地層を一枚一枚慎重にはがしていけば,,,太古の恐竜足跡が姿を現わします!

恐竜足跡のできかたイラスト
ひとつの足跡には凹型凸型があります。また凹型にはナチュラルプリントとアンダープリント(ゴーストプリントとも言う)があります。

ナチュラルプリントとは泥や砂の上を直接歩いてできた足跡のことで,アンダープリントとはその下の地層が一緒にくぼんでできたのもです。

アンダープリントはナチュラルプリントに比べると形がはっきりしないことが多いようです。

足跡の断面イラスト
足跡以外のくぼみ?
地層表面がくぼんでいるからといってそれがすべて恐竜の足跡であるとは言えません。足跡かも?と思うくぼみの中には非常にまぎらわしいものもあります。

たとえばグニャっとへこんだり,削られたりしてくぼみができます。

いずれにしてもこのようなくぼみは恐竜の足跡ではありません。恐竜足跡はこのようなくぼみにだまされないように注意を払って探さないといけないのです。

足跡以外のくぼみのイラスト
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