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須弥山儀とは

須弥山とは
 須弥山は仏教での宇宙観を表わします。右の図は「天文図解」(個人蔵)に載せられている須弥山の図です。
 中央にある山が須弥山です。一番上の平らな面は四つの峯があります。北は黄金峯、東は白銀峯、南は瑠璃峯、西は玻璃峯です。須弥山の中腹に仏教を守る持国(天)、増長(天)、多聞(天)の名前が見えます。広目(天)の名前が図ではわかりませんでした。

 須弥山七つの山脈が囲みます。図の左に山の名前、右側には由で表わされた高さが書かれています。順に持双山(40,000由)、持軸山(20,000由)、檐木山(10,000由)、善見山(5,000由:図の五百は五千の誤り)、馬耳山(2,500由)、象耳山(図からは読めません:1200由)、尼民達羅山(図からは読めません:625由)です。

 そのまわりは海があり、その中に四つの島があり、南の方にある島が人間の住む世界です。
 外周が鉄囲山で、金輪の際になります(金輪際という言い方はこれに由来します)。

 太陽と月は須弥山の中腹あたりの高さを回ります。

須弥山儀とは
 須弥山儀は上記の須弥山を中心とした宇宙観を説明するために、実際に太陽、月、星がどのように動くかを実際に動かして見せるための器具です。重錘式の時計の機構を利用して、1年間の太陽の動き、1月の月の動き、1日の太陽、月、星の動きを再現します。須弥山儀の胴体の部分には時計も組み込まれています。

 この須弥山儀は天台宗仏教の天文学を修めた円通(1754〜1834)の主張に基づき、弟子の環中、晃厳らが縮象儀とともに考案したもので、田中久重などが製作しています。

須弥山儀に関しては竜谷大学のページを御覧ください。


富山市科学博物館:富山市天文台
作成 2007-02-15
最終更新 2007-07-12
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