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文政八年の彗星観測




文政八年(1825)に金沢でポンス彗星の観測が行われました。この観測は金沢市立玉川図書館の河野文庫に「文政八年尾星実測」附図として残っています。それによると、

    観測場所:金澤彦三町

測量人               
          澤田 義門 亮采
       垂球司兼地平経儀司 遠藤 数馬  高のり
       子午線司 遠藤 覚太郎  高朗
       垂球司 西村 太冲 篤行
            吉岡 皆右衛門 安致
       子午線司兼燈燭司 村田 良助 千里
       象限儀司 河野 久太郎 通義
       在江府 日下 理兵衛 自明
       眼病 早川 理兵衛 正身
       燈燭司 清水 宇八郎
       燈燭司 伊藤 源五兵衛 保全


ここで注目すべきなのは当時の最先端の器具を使用していることです。この観測結果を用いて、富山市科学博物館の布村克志氏がこの彗星の赤経、赤緯を求め、ヨーロッパの観測から求められた軌道要素から求めた位置と比較した結果、赤経では0.2度程度、赤緯では0.05度程度の誤差が認められました。



富山市科学博物館富山市天文台
作成 2001
最終更新 2007-07-12
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