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月の満ち欠け


月は、満月になったり、半月になったり、三日月になったりと、毎日少しずつその姿をかえていきます。
月はこの満ち欠けをほぼ一ヶ月ごとにくり返しています。
この満ち欠けは月が太陽の光を受けながら地球のまわりを回るためにおこるのです。


なぜ月は姿を変えるのでしょうか? 地球から見える月は太陽の光を受けている部分なので、月が地球をはさんで太陽の反対側にあれば、月は太陽の光によって全体が照らされることになり、満月に見えるのです。もし月が太陽と地球の間にくれば、地球からは光のあたらない部分しか見えないので新月となります。また、月と太陽の位置によって半月になったり、三日月になったりもします。 月の形と見える方向 月は、見える形が毎日変わりますが、見える時刻と位置も毎日かわります。これは、月が地球のまわりを回っているだけでなく、地球自身もまわっていることが原因です。 

新月・・・・・・月は太陽と同じ方向にあり、太陽と同じ方向に同じように動いているので見えない。
三日月・・・・・・月は太陽とほぼ同じ方向にあるため、昼間は見えにくいが、太陽が沈む夕暮れ時に南西の空に輝いて見える。
半月・・・・・・月は太陽から90度の方角にあるため、太陽が沈む夕暮れ時に南の空に輝いて見える。
満月・・・・・・月は太陽と反対方向にあるため、太陽が沈む夕暮れ時に東の方向から顔を出し、一晩中輝き、明け方西の空に沈む。



富山市科学博物館富山市天文台
作成 1997
最終更新日 2007-07-12
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