スペースシャトルエンデバー号ラストフライトの、記念すべき映像を撮ることができました。
5月16日に打ち上げられてから撮影のチャンスを期待していましたが、都合のよい時間に富山付近上空を通過していく機会がなく、しかも今年の5月は天候が悪く、今回は難しそうな状況でした。予定では日本時間の5月30日に分離し、6月1日の帰還となっている中で、天気予報は今日が最後の晴の日ということもあり、失敗の可能性も高かったのですが昼間の撮影を行い、見事とらえることができました。
一ヶ月後には夏至を控えたお昼前とあって、太陽はとても高いところにあり、少々薄雲もありましたが、当館の1m天体望遠鏡は宇宙ステーションをしっかりととらえてくれました。スペースシャトルエンデバー号も、垂直尾翼までよく写っています。オペレーターのミスでドームの回転のタイミングが遅かったため、映像は数十秒しか取れなかったのがたいへん残念ではありますが。。
動画のほうは、画像処理をしていないので少々見づらいかと思います。また望遠鏡の追尾の補正をするために宇宙ステーションが画面内でぴょんぴょんと動きますが、ご容赦下さいませ。なお、カメラの設置場所の関係から、動画は左右反転の像となっています。