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2019年11月の星空


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 11月の夜に見える星座や天体を紹介します。

 右の図は11月上旬の夜9時ごろ、11月下旬の夜8時ごろの星空です。

 印刷用はこちら(PDF)をご覧ください。


今夜は晴れるといいですね!

2019年11月の月

上弦4日
満月12日
下弦20日
新月27日


2019年10月の
星空

惑星

星座

明るい星

星雲・星団

二重星

2019年12月の
星空





惑星

 金星


 宵の明星として見つけやすくなっています。夕方の南西の空低い所に見えます。
 29日は金星の近くに細い月がいます。


 天王星

天王星
 11月の天王星はおひつじ座にいて、南東の空にいますが、肉眼では見ることができません。

 


 海王星

海王星
 11月の海王星はみずがめ座にいて、南の空にいますが、肉眼では見ることができません。

 


 11月は、富山市科学博物館前の星空観察会で、天王星、海王星を望遠鏡で見ることができます。  
 星空観察会は毎週土曜日の18:30〜20:00です。ぜひあたたかい服装で科学博物館にお越しください。





星座

 ペガスス座


 天頂付近に見える大きな四辺形が目印の星座です。
 この四辺形は秋の四辺形とも呼ばれ、秋の星座をさがす目印になります。


 カシオペヤ座


 北東の空に見えるMの形が目印の星座です。
 このMの形から北極星を探すことができます。
 日本では、この星座の形を山にみたててやまがた星とよんだり、舟のいかりにみたてていかり星と呼んでいました。



 アンドロメダ座


 東の空に見える、秋の四辺形の北東の一角から並ぶ3つの星が目印の星座です。
 アンドロメダは、ギリシャ神話に出てくるカシオペヤ王妃の娘です。




 ペルセウス座


 北東の空に、いくつかの星が弓なりに並んで見える星座です。
 ペルセウス座にある、二つの散開星団がぴったりと寄り添った「二重星団」は、空の暗いところでは肉眼でも見ることができます。




 みなみのうお座


 南の空低くに見える白い1等星「フォーマルハウト」が目印の星座です。








明るい星

 フォーマルハウト


 南の空低くに見える白い星です。
 この星はみなみのうお座の星で、明るさは1.2等です。
 フォーマルハウトとは魚の口という意味です。
 この星は秋の星座の中で唯一の1等星で、日本では秋のひとつ星とか南のひとつ星とも呼ばれます。
 地球からの距離は約25光年です。


 アルデバラン


 東の空低くに見える赤い星です。
 この星はおうし座の星で、明るさは0.9等です。
 アルデバランとは後に続くものという意味で、その名のとおり、すばるの後に続いて、東の空から昇ってきます。
 地球からの距離は約67光年です。


 カペラ


 北東の空に見える黄色い星です。
 この星はぎょしゃ座の星で、明るさは0.1等です。
 カペラとはかわいいメスやぎという意味です。
 地球からの距離は約43光年です。





星雲・星団

  M15


 M15は、ペガスス座にある球状星団です。
 地球からの距離は約49,000光年です。


 M2


 M2は、みずがめ座にある球状星団です。
 地球からの距離は約52,000光年です。


 M31


 M31は、アンドロメダ座にある銀河です。
 私たちの地球のある銀河系のおとなりの銀河です。
 空が暗いところでは、肉眼でもぼんやりと見ることができます。
 地球からの距離は約230万光年です。


 すばる(M45/プレアデス星団)


 すばる(M45)は、おうし座にある散開星団です。
 肉眼では5〜6個の星が羽子板の形に集まって見えます。
 また、小望遠鏡を使うと、青白い星がたくさん集まっているのが見えます。
 地球からの距離は約410光年です。


 二重星団(h-χ/エイチ・カイ)


 二重星団(h-χ)は、ペルセウス座にある、二つならんだ散開星団です。
 空が暗いところでは、肉眼でも見ることができます。
 また、小望遠鏡を使うと、白い星黄色い星がたくさん集まった、二つの星の集団を楽しむことができます。
 地球からの距離は約7330光年です。





二重星

 アルマク(アンドロメダ座γ星)


 アンドロメダ座の左足にあたる二重星です。
 望遠鏡でみると、オレンジ色の2等星黄色の5等星がぴったりと寄り添って見えます。
 地球からの距離は約390光年です。



富山市科学博物館富山市天文台
作成 1997
最終更新日 2018-10-12
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