ダークマターは、宇宙を作っているもののうち、『可視光などの電磁波で観測できない(見えない)物質』です。『見えない物質』が『ある』というのは奇妙ですが、ダークマターが存在するという証拠はいくつも見つかっています。
ただ存在しているというだけでなく、宇宙にある『物質』(質量のある物)の7〜8割を占め、宇宙の大規模構造・星や銀河の形成にも深く関わっているとされています。ダークマターの正体を知る事が出来れば、宇宙の成り立ちについての謎の解明につながります。
このダークマターを観測しようと、世界中で激しい競争が行われています。神岡の宇宙素粒子研究施設では、XMASS(エックスマス)実験でダークマターの正体に迫ろうとしています。
神岡宇宙素粒子研究施設の施設長をされた鈴木洋一郎さん(東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構副機構長)を囲んで、ダークマターについてコーヒーを飲みながら自由に語り合います。
カフェ開始直後の様子。
皆さん、とてもリラックスしていらっしゃいました。
天文台サイエンスカフェ「ダークマターの正体を追う」は、多くのお申し込みをお寄せいただきました。
お申し込み・ご参加ありがとうございます。
休憩中の様子。
参加の皆さまからの質問に、一つ一つ回答してくださいました。
『宇宙の母』とも呼べるダークマター。
その正体に迫るXMASS実験に期待が高まりますね。
カフェ終了後の様子。
参加者の方が、しばらく鈴木さんとお話をされていました。