富山市天文台 サイエンスカフェ「ダークマターの正体を追う」

天文台サイエンスカフェ「ダークマターの正体を追う」

ゲスト:鈴木洋一郎さん(東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構副機構長)

 ダークマターは、宇宙を作っているもののうち、『可視光などの電磁波で観測できない(見えない)物質』です。『見えない物質』が『ある』というのは奇妙ですが、ダークマターが存在するという証拠はいくつも見つかっています。
 ただ存在しているというだけでなく、宇宙にある『物質』(質量のある物)の7〜8割を占め、宇宙の大規模構造・星や銀河の形成にも深く関わっているとされています。ダークマターの正体を知る事が出来れば、宇宙の成り立ちについての謎の解明につながります。
 このダークマターを観測しようと、世界中で激しい競争が行われています。神岡の宇宙素粒子研究施設では、XMASS(エックスマス)実験でダークマターの正体に迫ろうとしています。
 神岡宇宙素粒子研究施設の施設長をされた鈴木洋一郎さん(東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構副機構長)を囲んで、ダークマターについてコーヒーを飲みながら自由に語り合います。


主催
富山市天文台・東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設
日時
11月30日(日曜日) 15:00-16:30
会場
富山市古洞の森自然活用村

サイエンスカフェの様子

 カフェ開始直後の様子。
 皆さん、とてもリラックスしていらっしゃいました。

 天文台サイエンスカフェ「ダークマターの正体を追う」は、多くのお申し込みをお寄せいただきました。
 お申し込み・ご参加ありがとうございます。

 休憩中の様子。
 参加の皆さまからの質問に、一つ一つ回答してくださいました。

 『宇宙の母』とも呼べるダークマター。
 その正体に迫るXMASS実験に期待が高まりますね。

 カフェ終了後の様子。
 参加者の方が、しばらく鈴木さんとお話をされていました。

お話をしてくださいました鈴木洋一郎さん、参加者の皆さま、まことにありがとうございます。

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更新 2014-12-4
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