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2003年5月7日(水) 昼過ぎの西の空で、太陽の前を水星が通過する「水星の日面通過」が見られました。
当日の富山の天気は終日曇りのあいにくの空。時折みせてくれる晴れ間に期待を寄せながらの観測会でした。本来ならば午後2時10分ころから始まって、日没の午後6時ころまでは観測のチャンスがあります。(右図参照)「一瞬でも太陽の前に晴れ間が来てくれれば撮影できるはず」と期待しながら、その瞬間を待ちました。午後3時14分ころ、太陽の周りに晴れ間が見られます。ビデオのモニターを見てみると雲間から水星の日面通過の様子がわかります。太陽に比べて見かけが約160分の1の大きさしかない水星が、黒いきれいな丸として見えました。
下の写真は、天文台で撮影した日面通過の写真です。
写真の中央よりやや左側に見える黒い丸が水星