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国際宇宙ステーション2001-3-16
国際宇宙ステーション(2001年3月16日)
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撮影:2001年3月16日10時45分ころ |
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写真のときのISSの状態 |
3月16日の午前10時45分頃、国際宇宙ステーション(ISS)は富山の北西から昇り、北東の空で一番高くなって、東南東の空に沈んでいきました。一番高くなったときの高度は約52度。このときISSまでの距離は約470kmのところでした。
太陽が照っている昼間ですので、残念ながら肉眼では見えません。ですが望遠鏡を通すと白く輝くISSの姿を、青い空をバックに撮影することができます。富山市天文台では10時45分をはさんだ約5分間、ISSの姿をビデオに撮影しました。左の写真はその中の一画面です。見やすくするためにモノクロ画像としました。
この日、アメリカのスペースシャトル「ディスカバリー」がISSに結合していました。スペースシャトルの今回の目的は、イタリアの開発した多目的補給モジュール「レオナルド」を使って物資の補給すること、ISS内で生活していた人の交代などです。
レオナルドは円筒の形をしており、スペースシャトルにより運ばれてISSに結合されます。そして中に積んできた荷物を下ろし、また不要品などを中に運び込んだ後、再びスペースシャトルで地上に持ち帰られます。
また今回、昨年11月からISSで生活していた3人の乗組員が、新しい乗組員と交代します。これからこのISSで生活するのはロシア人のユーリー・V・ウサチェフさんと、NASAのジェームス・S・ヴォスさん及びスーザン・J・ヘルムズさんで、スーザンさんは女性です。さらに実験ラックが設置され、本格的な実験がこの3人によって開始されようとしています。装置の中には日本の実験装置の「中性子モニタ装置」もあります。
写真ではISSに結合したディスカバリーの姿や、明るく光るレオナルド、はねのような形の太陽電池パネルなどが分かりますね。
動画
MPEGファイル(1.9MB)
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