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国際宇宙ステーション (2001年4月25日)

撮影:2001年4月25日午後6時38分ころ
撮影のときのISSの状態(模型)
4月25日の午後6時35分頃から41分頃にかけて、国際宇宙ステーション(ISS)は富山の北西から昇り、北東の空で一番高くなって、南東の空へ飛んでいきました。西の地平線下に沈んだ太陽からの光をいっぱいに受け、東の空でISSはとても明るく輝きました。このときの、一番高くなったときの高度は約62度、ISSまでの距離は約450kmでした。
この日、3月16日に撮影した時と似て、アメリカのスペースシャトルがISSに結合していました。今度のは「エンデバー」号、目的はイタリアの開発した多目的補給モジュール「ラファエロ」を使って物資の補給すること、カナダが製作したロボットアームを取り付けること、そして宇宙遊泳する宇宙飛行士と無線連絡をするためのアンテナを取り付けることなどです。
”イタリアの開発した多目的補給モジュール”というのは3月16日の画像の紹介でも読んだことがありませんか? 前回のは「レオナルド」で、今回のとは異なります。イタリアはこれらを含む計3つの多目的補給モジュール作りました。
カナダが開発したロボットアームは、スペースシャトルにも似たようなものがついていて、以前日本人の若田さんも操作したことのある器械です。宇宙で人や物を移動させたりつかんだりするための「腕」にあたる機械で、将来ISSには横に長い骨組みの部分が作られ、このロボットアームはそこに作られたレールの取り付けられ、今後のISSの建設や維持になくてはならないものです。
写真ではISSに結合したスペースシャトル エンデバー号が、とても明るく輝いています。
詳しいミッション内容は宇宙開発事業団の解説ページをどうぞ。

動画

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