6月1日の午後8時34分頃から40分頃にかけて、国際宇宙ステーション(ISS)は富山の南西から昇り、南東の空で一番高くなって、北東の空へ飛んでいきました。このときの、一番高くなったときの仰角は約68度、ISSまでの距離は約410kmでした。
この日は久しぶりに夕方の空に宇宙ステーションが見えるようになり、毎週木・金・土曜日の夜の観測会時間中で飛んでいったこの姿を、10人くらいの来館者と共に観望しました。天気があまり良くなく、雲が広がって来た中でしたので、撮影した画像で宇宙ステーションは明るくなったり暗くなったりしました。
それでも空気のゆらぎはあまりなかった上に仰角の高いところを飛んでいったため、これまででいちばん宇宙ステーションをはっきりととらえることができました。ここには先の4月下旬の作業で取り付けられたカナダ製の「ロボットアーム」も見えます。今後の宇宙飛行士の船外活動がいつかとらえられるといいですね。