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地平線から | 17:11 | 北西 |
一番高く | 17:14 | 北東(仰角86度):撮影はここまで |
地平線へ | 17:17 | 南東 |
中国が打ち上げに成功した初の宇宙ステーション実験機「天宮一号」を撮影しました。2枚の太陽電池パネルを羽根のように広げて、空を通過していく様子を確認することができました。
中国は独自の宇宙ステーション「天宮」計画を行っています。このモジュールは、計画を進めるにあたって必要な実験を行うためのもので、今後「神舟」宇宙船で宇宙飛行士も行く予定とのことです(中国初の有人宇宙飛行を行った「神舟五号」の撮影映像はこちらをどうぞ)。2011年9月29日に長征2号FT1ロケットで打ち上げられ、本体の長さは10m程度、重さは8トン程度です。
今回、ほぼ天文台の上空を通過してきましたが、まだ日の入り前であったため空は明るく、目では見えませんでした。それでも望遠鏡では見えると考えられたため向けてみました。まだモジュールは一つ目であるためそれほど明るくないことから、仰角が高くなってから見えるようになり、40秒間ほど姿を見ることができました。
動画はカメラの設置場所の関係から左右反転の像となっています。
このときの軌道データ(TLE)
Tiangong1 1 37820U 11053A 11280.09639146 .00069674 00000-0 42940-3 0 300 2 37820 042.7850 151.4293 0010257 092.8616 063.4361 15.76180446 1196