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金星の太陽面通過
【2012年6月6日 富山市天文台にて】


※事前に作成したイメージ画像です。
 2012年6月6日の朝から昼過ぎにかけて、金星の太陽面通過がありました。

 富山市天文台では特別観測会「一生に一度の金星の太陽面通過を見よう」を開催しました。

 この2週間前には部分日食があったためか、「興奮さめやらぬ」といった様子の方々が多くいらっしゃいました。およそ400人の方と一緒に、この世紀の天体ショーを楽しく観察しました。

 次に金星の太陽面通過が地球上で見られるのは西暦2117年12月11日と計算されており、これは富山でも観察できます。

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写真

 現象が始まったころは、あまり晴れ間がありませんでした。他の天文台の中継映像を使っての解説中。

 早く晴れないかな〜? 

 まるでもったいぶっているかのように、いつ太陽が姿をあらわすか分からないような空模様でした。
 そのワクワクドキドキ感が、かえってみなさんの視線を空にくぎづけにしていたようです。

 次の雲がくる前に、しっかりと見つけておかないと!

 黒点とは全然ちがって、くっきり見える!

 たくさんの人に望遠鏡で拡大したものを見ていただきました。
 日食メガネを使っただけでは、分かりづらいところまでしっかりと観察できていました。

 望遠鏡を使った太陽の観察方法には、投影板を使って直接レンズをのぞかない方法もあります。この方法でも、金星や黒点を観察できます。

 みんなで見られるし、写真撮影も簡単で良いね。

 その投影板に映った像がこちら。かなりくっきりと太陽と金星が映っています。

 ほら、この指の先にあるのが金星だよ。

 あ〜、いるいる!これが金星?

 5月21日の部分日食の時に活躍したピンホール。今回は、金星が太陽よりもとても小さく見えてしまうので、ピンホールは活躍できないだろうと思っていました。
 しかしどうです、この行列。この方法でも太陽の中に金星が見つけられました。

 望遠鏡では、このような姿を見てもらっていました。
 写真の太陽の右はじにチョコンといるのが金星です。ちょうど、金星が太陽から抜けていく時の写真です。

 さようなら〜、また105年後〜!

 今回のイベントの参加者数は404人、多くの方にご来観いただきました。本当にありがとうございました。

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動画

 富山市天文台で撮影された、金星の太陽面通過の動画です。  下のリンクをクリックして下さい。

全課程の時間変化 (400倍速 1分3秒 約45MB)
第一接触直後 (30秒 約15MB)
第一接触と第二接触の間 (11秒 約5.7MB)
第二接触直前 (20秒 約10MB)
8時20分ころ (30秒 約16MB)
11時ころ (20秒 約11MB)
12時10分ころ (30秒 約16MB)

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