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第95回形の科学シンポジウム「プラネタリウムと形の科学」

「形の科学会」が年に2回開催しているシンポジウムを当館で開催します。今回はプラネタリウム誕生100周年にちなみ、「プラネタリウムと形の科学」をシンポジウムのメインテーマと位置付けています。形にまつわる学術講演のほか、無料で参加できる一般向けの講演もあります。

とき 2023年10月14日(土)〜16日(月)
場所 多目的学習室ほか館内
対象 一般
その他 主催:形の科学会、富山市教育委員会(富山市科学博物館)
通常の学術講演の聴講を予定されている方は、形の科学会のウェブページから10月5日(木)までにお申し込みください。公開講演の参加は事前申し込み不要です。

公開講演

【招待講演1】 10月14日(土) 15:05-16:05 入場無料
「プラネタリウムからドームシアターへ~その実践と今後の展望~」
尾久土正己さん(和歌山大学 教授)
会場:多目的学習室※
ドーム映像によりプラネタリウムを臨場感の高いドームシアターとして活用する取り組みを行っている和歌山大学の尾久土正己さんに、これまでの事例や今後の展望についてご紹介いただきます。
※多目的学習室へは科学博物館北側の入り口からお入りください。
 
【招待講演2】 10月16日(月) 11:15-12:15 観覧料のみ必要
「プロジェクションマッピング―軒下・プラネタリウム・菅笠―」
辻合秀一さん(富山大学 教授)
会場:3階プラネタリウム
重要文化財の日本家屋の軒下で行うプロジェクションマッピングや、どんぶりに描いた絵をプラネタリウムに映し出すなど、ユニークな取り組みをされている富山大学の辻合秀一さんにこれまでの取り組みについてご紹介いただきます。

全体プログラム

10月14日(土)【第1日】

9:30 開場・受付開始
10:20-10:25 開会の辞
セッション1 【形の科学一般】 座長:****
会場:富山市科学博物館 多目的学習室
10:25-10:50
形の科学一般
「富山県上市町稲村地内の下部中新統折戸凝灰岩部層に見られる水中地すべり堆積物の変形構造」
金子一夫(立山黒部ジオパーク協会)、荒戸裕之(秋田大学)、國香正稔(黒部市吉田科学館)、保柳康一(信州大学)、山本由弦(神戸大学)、山田泰広(九州大学)、白石和也(海洋研究開発機構)、千代延俊(秋田大学)、吉本剛瑠(神戸大学)、関山優希(神戸大学)
10:50-11:15
形の科学一般
「エリウド・ニコライの不思議な世界地図(1619)」
杉本剛(神奈川大学)
11:15-11:40
形の科学一般
「大径化した原木の建築構造材への利活用に関する研究 (その 3 ) 床の実大実験」
小野聡子(近畿大学)、杉村泰司(杉村構造設計)、加藤憲司(HKS環境建築事務所)、荒木光子(ローカルズ 55)
お昼休憩
11:40-13:10
セッション2 【形の科学一般・形と知】 座長:****
会場:富山市科学博物館 多目的学習室
13:10-13:35
形の科学一般
「性別の違いによる問題解決時の脳波パターンの探求」
大峯淳郎(福井大学)、平田隆幸(同)、高田宗樹(同)
13:35-14:00
形の科学一般
「CycleGANを用いた胃電図のノイズ除去」
福岡朋樹(福井大学)、平田隆幸(同)、高田宗樹(同)
14:00-14:25
形と知
「自由記述へのChatGPTによるフィードバック生成」
山田美海(東京学芸大学)、宮本光一朗(慶應義塾高等学)、井戸季詠子(東京学芸大学)、松浦執(同)
休憩
14:25-14:40
セッション3 メインテーマ【プラネタリウムと形の科学】 座長:吉岡翼・松岡篤
公開講演(このセッションの参加は無料・予約不要です)
会場:富山市科学博物館 多目的学習室
14:40-15:05
プラネタリウムと形の科学(公開講演)
「プラネタリウムと形の科学:形を伝える場としての活用」
吉岡翼(富山市科学博物館)
15:05-16:05
招待講演
「プラネタリウムからドームシアターへ~その実践と今後の展望~」
尾久土正己(和歌山大学)
自由見学・移動
16:05-18:00
18:00-20:00
第95回形の科学シンポジウム懇親会
会場:ULUWATU AMIGO(富山市中央通り一丁目4-13)

10月15日(日)【第2日】

セッション4 【形の科学一般】 座長:****
会場:富山市科学博物館 多目的学習室
9:30-9:55
形の科学一般
「磁場中の電気双極子と振り子」
小川直久(北海道科学大学)
9:55-10:20
形の科学一般
「マメルリハインコ, ウロコインコ, 白文鳥の羽毛の反射スペクトル」
植田毅(東京慈恵会医科大学)、森本元(山階鳥類研究所)、植田翠(徳島大学)、平塚理恵(東京慈恵会医科大学)
10:20-10:45
形の科学一般
「砂漠でのParastichy pairs」
根岸利一郎(科学リテラシー研究所)
休憩
10:45-11:00
セッション5 【形の科学一般・展示】 座長:****
会場:富山市科学博物館 多目的学習室 (一部作品はロビー展「自然の中の不思議な形」の中で展示しています)
11:00-11:25
形の科学一般
「超立方体の透視図と展開図の間の遷移手法と実体化」
松浦昭洋(東京電機大学)、大塚崇史
11:25-11:50
形の科学一般
「色合わせ回転式3Dジグソーパズルの改良」
永井真統(千葉工業大学)、池上祐司(理化学研究所)、山澤建二(理化学研究所)、手嶋吉法(千葉工業大学)
11:50-11:55
展示
「3Dパズルを用いた石灰藻 Corallina berteroi 形態の理解」
北沢美帆(大阪大学)、Safiye E. Sarper(理化学研究所)、堀部和也(大阪大学)
11:55-12:00
展示
「よりリアルな有孔虫あみぐるみを目指して」
吉岡翼(富山市科学博物館)、老月由美子(同ボランティア)
12:00-12:05
展示
「キルヒ彗星の尾」
杉本剛(神奈川大学)
お昼休憩
12:05-13:25
セッション6 【ジュニア・形の科学一般】 座長:****
会場:富山市科学博物館 多目的学習室
13:25-13:40
ジュニア
「自分の力で放散虫化石を見つけたい!~地層探しと自宅での標本作製~」
板垣礼子(新潟大学附属長岡小学校)
13:40-13:55
ジュニア
「生きている放散虫を捕まえる –2年目の挑戦–」
板垣成俊(新潟大学附属長岡中学校)
13:55-14:10
ジュニア
「新潟県糸魚川市能生の弁天岩周辺の表層海水から得た放散虫」
諏佐和香(新潟大学附属長岡中学校)
14:10-14:35
形の科学一般
「平面・球面・空間におけるボロノイ調節法再考(III)」
種村正美(統計数理研究所)
14:35-15:00
形の科学一般
「平生成AIを用いた画像生成の可能性」
吉田達成(福井大学)、高田宗樹(同)、平田隆幸(同)
15:00-15:25
形の科学一般
「4次元の時計」
宮崎興二(京都大学)、石井源久(バンダイナムコ)
自由見学
15:25-16:00
プラネタリウムイベント観覧 (予約不要・観覧料のみ必要/シンポジウム参加登録者は追加費用不要)
会場:富山市科学博物館 3F プラネタリウム(開場:15:50)
16:00-17:30
スペシャルプラネタリウム
講師:松岡篤(新潟大学)

10月16日(月)【第3日】

セッション7 【プラネタリウムと形の科学】 座長:吉岡翼・松岡篤
会場:富山市科学博物館 3F プラネタリウム
9:20-9:45
プラネタリウムと形の科学
「宇宙プランクトングループによる研究と普及活動の歩み」
松岡篤(新潟大学)、岸本直子(関西学院大学)、木元克典(海洋研究開発機構)、吉野隆(東洋大学)、吉岡翼(富山市科学博物館)
9:45-10:10
プラネタリウムと形の科学
「浮遊性有孔虫にあらたに付与される「和名」と「かたち」」
木元克典(海洋研究開発機構)、高木悠花(千葉大学)、浮遊性有孔虫和名WGメンバー
10:10-10:35
プラネタリウムと形の科学
「放散虫骨格の力学解析」
岸本直子(関西学院大学)
10:35-11:00
プラネタリウムと形の科学
「球形の楽器 SphereHarmonic のデザインとそのドームマスター形式での表現」
吉野隆(東洋大学)、マリア・マノーネ(ヴェネツィア・カフォスカリ大学)
休憩
11:00-11:15
セッション8 【プラネタリウムと形の科学】 座長:****
公開講演(このセッションの参加は予約不要・観覧料のみ必要/シンポジウム参加登録者は追加費用不要)
会場:富山市科学博物館 3F プラネタリウム
11:15-12:15
招待講演
「プロジェクションマッピング―軒下・プラネタリウム・菅笠―」
辻合秀一(富山大学)
お昼休憩
12:15-13:30
セッション9 【形の科学一般】 座長:****
会場:富山市科学博物館 多目的学習室
13:30-13:45
形の科学一般
「高知県の龍河洞周辺の秩父南帯三宝山ユニットから産する放散虫化石群集」
小山菜那(富山大学)、柏木健司(同)
13:45-14:00
形の科学一般
「上部ジュラ系バウ石灰岩(ボルネオ島)から産した放散虫と海綿骨針化石」
福元結(富山大学)、柏木健司(同)、柿崎喜宏(室戸ジオパーク推進協議会)
14:00-14:25
形の科学一般
「優位眼機構に関連する脳活動の可視化」
杉浦明弘(岐阜医療科学大学)、早川彩季(同)、楳田雄大(同)、丹羽政美(同)、鈴木正広(同)、田中邦彦(同)、髙田宗樹(福井大学)
14:25-14:50
形の科学一般
「横断的交差の証明と個人的な関わり」
山口喜博(形の科学会会長)
14:50-14:55 開会の辞

関連情報

関連行事

形の科学シンポジウムの会期前後には、プラネタリウム誕生100周年や形の科学に関連したイベントが他にもあります。

形の科学と富山

形の科学シンポジウムを富山で開催するのは初めてですが、形の科学会は富山にゆかりがあります。形の科学会の設立を主導したのは初代会長の石坂昭三氏(当時 筑波大学教授)です。石坂家は滑川にルーツがあり、富山で活躍された方が多くいます。石坂昭三氏は筑波大学を退職後、富山国際大学の教授も務められました。

プラネタリウム100周年記念事業

このシンポジウムは日本プラネタリウム協議会(JPA)のプラネタリウム100周年記念事業公認企画です。2023年から2025年にかけて、当館だけでなく、全国各地で、プラネタリウム誕生から100周年を記念したイベントが数多く開催されます。詳しくはJPAの公認企画一覧のページでご確認ください。
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