2006年の彗星

73P/Schwassmann-Wachmann3 シュワスマン・ワハマン第3彗星
シュワスマン・ワハマン第3彗星は、1930年にドイツで発見された、5.4年周期の周期彗星です。
1995年に地球に近づいたとき、突然核が5つに分裂し、明るくなりました。前回、2001年に地球に近づいたとき、5つの核のうち、本体のC核のほか、B核とE核が生き残っていることが観察されました。

シュワスマン・ワハマン彗星の姿を、いち早くとらえました。
今はまだ12等級程度の明るさで、肉眼ではおろか望遠鏡でも見ることができません。写真に撮ってようやくその姿を見ることができました。これはC核です。
2006年3月25日 22時40-50分 露出90秒を4コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD70 iso1600
撮影地 富山市天文台
撮影した時は少し薄雲がかかり、月の周りがぼんやりと見え、北斗七星がやっと見えるくらいの空でしたが、かろうじて彗星が写っていました。これはC核です。
2006年4月9日 23時09-17分 露出60秒を7コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1600
撮影地 富山市天文台
これはB核です。C核に比べて、かなり暗いことが分かります。
2006年4月9日 23時20-25分 露出60秒を4コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1600
撮影地 富山市天文台
シュワスマン・ワハマン彗星が、だいぶ明るくなってきました。といっても、まだ、望遠鏡を使ってやっとわかるくらいです。これはC核です。
2006年4月19日 22時46-52分 露出60秒を6コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1600
撮影地 富山市天文台
これはB核です。C核より少し暗いですが、すっとのびた尾がよく分かります。
2006年4月19日 22時56-23時02分 露出60秒を6コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1600
撮影地 富山市天文台
以前に撮影したものと比べ、どんどんと明るくなっていくのが分かります。これはC核です。
2006年4月23日 23時17-23分 露出60秒を6コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1250
撮影地 富山市天文台
これはB核です。
2006年4月23日 23時28-35分 露出60秒を6コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1250
撮影地 富山市天文台
シュワスマン・ワハマン彗星が、双眼鏡を使って見つけることができるくらい明るくなってきました。これはC核です。
2006年4月28日 23時24-30分 露出60秒を5コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1250
撮影地 富山市天文台
これはB核です。B核もだいぶ明るく見えるようになってきました。
2006年4月28日 23時13-23分 露出60秒を6コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1250
撮影地 富山市天文台
5月3日から6日まで、天文台では彗星の観測会を行い、たくさんのお客さまに彗星をご覧いただくことができました。これはC核です。写真の合成なしでもその姿が分かるくらい明るくなりました。
2006年5月4日 0時04分 露出30秒
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1250
撮影地 富山市天文台
これはB核です。B核の方が先に昇ってくるため、早い時間にご来館いただいたお客さまにはB核をご覧いただきました。
2006年5月3日 23時57分 露出30秒を2コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1250
撮影地 富山市天文台

C/2006 M4 スワン彗星
当初は6-7等級程度の明るさになるだろうと予想されていましたが、4等台まで明るくなりました。
2006年10月28日 19時17分 露出50秒を4コマ合成
タカハシε160 530mm
ニコンD200 iso1800
撮影地 富山市天文台
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