身近なものから観天望気
昔の人たちは、空のようすや身近なもののようすなどから天気を予想していました。ここではその言い伝えをご紹介します。
ネコが顔を洗うと雨
空気中に湿気が多くなると、ネコの毛が伸び、それが気になって手を顔に近付ける。それが顔を洗っているように見えると言われています。

ツバメが低く飛ぶと雨
雨が近づき、空気中に湿気が多くなると、昆虫は低いところを行動するようになります。
そのため昆虫を食べているツバメも低く飛びます。

ヒバリが高く飛ぶと晴れ
晴れて空気が乾燥していると、音は伝わりにくいためヒバリの声が遠くに聞こえます。そのため、ヒバリが高く昇っているように思われるのです。

星がよくまたたくと風が強くなる
上空の風が強いと、星はよくまたたきます。
上空の強い風はやがて地上に降りてきます。

モズのはやにえの高さで冬の雪の多さがわかる
モズが木に獲物を刺すのは事実ですが、モズに冬の降雪量を予測する能力があるとは思えないのですが?
例えばモズがはやにえする頃の気候と冬の気候が密接に関連しているという考えもあります。

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