富山市科学博物館 > 学芸員の部屋 > かがくのギモン(リファレンスコーナー)

かがくのギモン(リファレンスコーナー)

このページでは、博物館によく寄せられる疑問・質問と学芸員からの回答を毎月紹介します(当月の内容は館内図書コーナーにも掲示)。疑問・質問は館内等で配布している サイエンストピックス に先行して掲載しますので、皆さんも「かがくのギモン」に挑戦してみてください。
科学や自然のことで疑問に思うことや、どうやって調べればいいか分からないことなどがありましたら、お気軽に各学芸員または 質問受付ページ までどうぞ。

9月のギモン「天の川は、空の暗いところならいつでも見ることができますか?」

林

(天文担当)
天の川は、街明かりのとても少ないところであっても、いつでも見られるわけではありません。特に月が出ていると月明かりに負けてしまって見えなくなります。満月の数日後で月ののぼってくるのが遅い日から、新月の後で月が早めに沈んでしまう日までの間の日に見ると良いでしょう。

8月のギモン「火山灰とは、どんなものですか?」

増渕
増渕
(岩石担当)
火山灰とは、噴火でふき出した直径2mm以下の細かい粒のことです。粒の多くは、マグマが噴火の時に急に冷やされて固まった、ガラスのかけらです。鉱物や火山を作っていた石のかけらなども混ざっています。灰が降ってくるとは、ガラスや石のかけらが降ってくることなのです。

7月のギモン「ブラックホールは、どのようにしてできるのですか?」

近藤
近藤
(天文担当)
ブラックホールは、その大きさによってでき方が違うと考えられており、太陽の数十倍以上の重さの星がその一生を終えるときにできるものがあります。このような星は、燃料を使い果たすと、自分自身の重さに耐えられなくなり、たくさんのものが星の中心部に集まってつぶれます。そして、ギュウギュウになって強い重力を持つようになり、ブラックホールとなるのです。また、銀河の中心には、太陽の数百万から数億倍以上の重さを持つ巨大なブラックホールがあると考えられており、これらがどうやってできたのかはまだわかっていません。

6月のギモン「カラスノエンドウという名前は、なぜつけられた?」

坂井
坂井
(植物担当)
花が咲いた後に、エンドウマメのような緑色のさやができます。そのさやは、種子が熟すと、まるでカラスのような黒色になることから、カラスノエンドウと名づけられました。なお、別名はヤハズエンドウです。ヤハズは葉の先が切れこんでいることにちなんでいます。

5月のギモン「単位を改定する日が5月20日にされたのは、なぜ?」2019年5月20にキログラムなどの単位の定義が変わります

市川
市川
(物理担当)
メートル条約が成立した日にちなんで、世界計量記念日とされているからです。メートル条約は1875年に17カ国で結ばれ、長さにメートルを、質量にキログラムを採用しました。(日本は1885年(明治18年)に加盟)

4月のギモン「アポロ11号の2人のほかに月に降り立った宇宙飛行士はいないのですか?」

近藤
近藤
(天文担当)
人類を月へ送るアポロ計画は、アポロ11号によって初めて成功をおさめました。実はこの後もアポロ計画は続き、アポロ11号を含めて、計6回(12人の宇宙飛行士が)月面に降り立っています。ちなみにアポロ13号は、月へ向かう途中で起きた宇宙船の事故によって、月の周りを周回するのみとなりました。そして、アポロ17号(1972年)でアポロ計画は終了し、以降現在まで月へ行った人はいません。
アポロ11号以降 月面に降り立った宇宙飛行士
1969年11月
(アポロ12号)
ピート・コンラッド、アラン・ビーン
1971年 1月
(アポロ14号)
アラン・シェパード、エドガー・ミッチェル
1971年 7月
(アポロ15号)
デイヴィット・スコット、ジェイムス・アーウィン
1972年 4月
(アポロ16号)
ジョン・ヤング、チャールズ・デューク
1972年12月
(アポロ17号)
ユージーン・サーナン、ハリソン・シュミット

2019年3月のギモン「星の形をした砂「星の砂」をお土産でもらいました。これはいったい何ですか?」

吉岡
吉岡
(化石担当)
沖縄など南西諸島の浜砂には、星の形をした砂粒が含まれ、「星の砂」と呼ばれます。これは有孔虫という海にすんでいた小さな生物が作った殻が砂浜に打ち上げられたものです。拡大してみると、棘の形や表面の模様などの違いによって、いくつかの種類が含まれていることが分かります(写真)。星の形をしたものはいませんが、富山の浜砂からも有孔虫が見つかるので、ぜひ探してみてください。

2019年2月のギモン「月と太陽は同じ大きさに見えます。実際の大きさも同じですか?」

布村
布村
(天文担当)
月の直径はおよそ3,500kmですが、太陽の直径はおよそ140万kmもあり、太陽の方がおよそ400倍も大きいのです。しかし、地球からの距離は、月がおよそ38万km、太陽がおよそ1億5,000万kmで、偶然にも、400倍くらい太陽の方が遠いので、月と太陽はほぼ同じ大きさに見えます。

2019年1月のギモン「ティラノサウルスの化石からオス、メスはわかりますか?」

藤田
藤田
(恐竜担当)
恐竜の化石からオス、メスを判断するのは大変難しいですが、アメリカのモンタナ州から発見されたティラノサウルスは、大腿骨に骨髄骨があることから、メスであることがわかりました。骨髄骨はメスが産卵前にカルシウムをためる骨で、現在の鳥のメスにもあります。

12月のギモン「星はどうして夜にしか見えないの?」

林

(天文担当)
星は、本当は昼間でも空に出ています。ところが、昼間は青い空が明るすぎて見えないのです。望遠鏡を使うと、昼間でも星を見ることができます(明るい星のみ。また太陽を見るとたいへん危険ですから、望遠鏡の操作に慣れた人以外は絶対にしないで下さい)。月は明るいので、昼間に白っぽく目で見えることがありますね。

11月のギモン「1キログラムのおもさは、何をもとにして決まったのですか?」

市川
市川
(物理担当)
「キログラム」という単位ができた当初は、1キログラムの重さは、「一辺10cmの立方体の容器に入る水の重さ」として決められました。つまり、水1リットルが1キログラム、と決められていたのです。
その後、この重さにあわせた分銅が作られ、この分銅の重さが1キログラム、と決められました(キログラム原器)。
さらに2019年5月に、1キログラムは新しい定義に変わる予定です。(11月に決定 予定 しました)

10月のギモン「小さいクワガタムシの成虫でも長く育てていれば体は大きくなりますか?」

岩田
岩田
(昆虫担当)
残念ですが、それ以上は大きくなりません。 昆虫は、脱皮(皮を脱ぐ)をすることで体が大きくなります。脱皮は幼虫時代にさかんに行われ、成虫になると体が硬くなり脱皮しなくなって成長が止まります。クワガタを大きく育てたいときは、幼虫時代に十分エサを与えてください。なお、種類ごとに大きくなれる限界も異なるので、自分の育てている個体の種名を調べることも大切です。

9月のギモン「ヘビはどうしてよくしたを出しているの?」

南部
南部
(動物担当)
それはにおいを感じとるためです。ヘビは舌に空気中の化学物質を付着させ、口の中にあるくぼんだ部分に入れて、臭いをかいでいます。ヘビやトカゲが口からよく舌を出し入れしているのはそのためです。

8月のギモン「気温が36度だと暑く感じるのに、お風呂のお湯が36度だとはぬるいのはなぜ?」

市川
市川
(物理担当)
私たちの体は活動しやすい体温を保つために、体内で熱を作りつつ、余分な熱を外に出しています。
空気は熱を伝えにくいため、温度差が少ないと、少ししか外に出せず余分な熱が体にこもるので、暑く感じます。
一方、水は熱を伝えやすく、少ない温度差でも熱は体の外に出ていくので、同じ温度でもお湯をぬるく感じるのです。

過去の質問など

Q.「夜、海の方に見えた光の柱は何ですか? UFO?」

光の柱と書いて光柱(こうちゅう)と言います。空の高い所にあるうすぐもの中の小さな氷の結晶に、いかつり漁船の漁り火などの強い光源の光が反射されてできます。

Q.「庭で見つけた白い大きなキノコの名前を教えてください。」

オニフスベです。夏から秋、庭や畑のすみなどに出て、サッカーボール大の大きさに驚かされるキノコです。

Q.「カマキリのえさを教えてください。」

昆虫をつかまえて食べます。体の小さなうちは、アブラムシやちいさなハエなど、大きくなるとセミやバッタなどの大きな昆虫もつかまえて食べます。

Q.「チョウは冬どうしていますか?」

種類によって越冬の仕方は違います。アゲハなどはサナギ、ミドリシジミなどは卵、ベニシジミなどは幼虫、キタテハなどは成虫で冬を越します。

Q.「針金のような虫を拾いましたが何でしょうか。」

ハリガネムシです。秋になると、カマキリなどから出てきます。

Q.「カタツムリの飼い方を教えて下さい。」

しめらせた草と貝殻をいれます。卵を産ませるには、土が必要です。カタツムリは、一つの体に卵と精子が出来る雌雄同体です。

Q.「ナメクジに塩をかけるとなくなるのでしょうか。」

塩をかけると、体内の水分が外に出ていって縮んで死んでしまいます。なくなるわけではありません。

Q.「白い雲と黒い雲があるのはどうしてですか。」

雲は小さな氷の結晶や小さな水てきでできています。これらに太陽の光が散乱されるとき、どの色も同じように散乱されるため、雲は白く見えます。 雲が厚くなると、太陽の光が雲の底までとどどかなくなるので、雲は黒く見えます。

Q.「春分の日と秋分の日が年によって違うことがありますが、どうしてですか。」

この2つの日は、太陽が天球上の春分点、秋分点を通過する瞬間を含む日として決められています。1年の長さは、約0.2422日の端数がありますので、その分通過する瞬間がずれ、日付が変わることがあります。
PAGETOP