2008年こと座流星群

こと座流星群は、1861年に出現した「サッチャー彗星」を母天体とする流星群で、4月22日前後に活動します。通常は1時間あたり5~10個出現する流星群ですが、過去に大出現をしたことがあり、最近では1982年にアメリカでこの群の大出現が観測されています。
輻射点は、こと座とヘルクレス座の中間あたりにあり、21時ころに北東の空から昇ってきますから、夜半前~明け方に観測できます。
2008年の極大は、4月22日14時(日本標準時)と予報されていますから、21日・22日の両夜が観測のチャンスです。ただし、今年は満月をすぎたばかりの月があり、条件はよくありません。
観測するときには、月の光を直接みないようにするとよいでしょう。たとえば、月を背にして夜空をみあげるとか、月を建物でさえぎるなどの方法があります。
富山市天文台では、屋上にあるカメラを使って、毎晩観測しています。明るい流星が出現すれば、天文台のサイト内でご紹介します。
また、カメラで捉えた流星の出現状況は、こちらのページにあります。
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