スペシャルプラネタリウム「ヘッケルとプラネタリウムの100年」
進化論を広めたドイツの科学者エルンスト・ヘッケルが魅了された生物の形を、プラネタリウムに映した3Dモデルで楽しみながら、生物の形に詳しい研究者からお話を聞きます。
とき | 2023年10月15日(日)16:00-17:30 |
---|---|
場所 | プラネタリウム室 |
対象 | 小学生以上(小学生は保護者同伴) |
定員 | 175名(当日先着順) |
その他 | 観覧料必要。当日、16:00~の学芸員と星空さんぽは休止します。また、本投影では多目的スペースの寝ころびシートは使用できません。 |
イベント詳細
当日の内容
19世紀から20世紀初頭にかけて科学界に異彩を放った生物学者エルンスト・ヘッケルの描いた美しい生物のスケッチとともに、最新の技術で撮影した三次元の生物形態を、今年リニューアルしたばかりのプラネタリウムに大きく映し出します。ヘッケルが住んでいたのは、ドイツの都市イエナ。イエナといえば、100年前にプラネタリウムの開発が行われた場所です。ヘッケルが魅せられた生物とともに、プラネタリウムの歴史を紹介します。
講師紹介
講師:松岡 篤さん
放散虫研究者。新潟大学教授。子どものころから化石や鉱物に興味を持ち、アンモナイトの研究者を目指して大学に入学。ヘッケルが魅了されたことで知られる放散虫の研究を大学在学中から進め、2014~2017年には国際放散虫研究者協会(InterRad)会長をつとめる。放散虫の研究とともに、広くは知られていない放散虫の魅力を伝える普及活動にも取り組む。ヘッケル没後100年にあたる2019年には絵本『ほうさんちゅう』を監修。
関連情報
スペシャルプラネタリウムで微小生物の3Dモデルを投映するのはこれが第4弾。講師の松岡さんには、2020年に開催した「キラキラくるくる放散虫プラネタリウム」でも登壇いただきました。
関連行事
-
ロビー展「自然の中の不思議な形」
【9月30日(土)~10月29日(日)】
特徴的な形を持つ生物など、自然の中にある不思議な形を紹介します。
- 【終了】
第95回形の科学シンポジウム「プラネタリウムと形の科学」
【10月14日(土)~16日(月)】
「形」について科学的に調べている研究者の集まりである「形の科学会」が年に2回開催しているシンポジウムを当館で開催します。形にまつわる学術講演のほか、無料で参加できる一般向けの講演もあります。
-
学芸員と星空さんぽ特別編「祝!プラネタリウム誕生100周年」
【10月21日(土)】
近代的な光学式プラネタリウムができてから100周年を記念し、プラネタリウムについてのクイズやかけ合いを通して、プラネタリウムの歴史の解説や、100年前の星空の再現などを行います。
-
企画展「近代プラネタリウム誕生100周年- The Planetarium Story -」
【11月1日(水)~12月13日(水)】
プラネタリウム誕生から100周年を記念した企画展です。プラネタリウムの歴史とその役割、当館のプラネタリウムの変遷などについて紹介する企画展を開催します。
関連コンテンツ
-
「放散虫:小さな形の玉手箱」(とやまサイエンストピックス 510号)
PDF 435 KB リポジトリ