2021年6月の星空

6月の夜に見える星座や天体を紹介します。
右の図は6月上旬の夜9時ごろ、6月下旬の夜8時ごろの星空です。
惑星の位置は中旬ごろのものです。
今夜は晴れるといいですね!
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2021年6月の月
下弦 2日
新月 10日
上弦 18日
満月 25日

惑星

金星

6月の金星は宵の明星として、夕方の西北西の空に見えます。

夜の星空観察会では、早い時間のうちですが、金星を見ていただけます。肉眼でも、ぜひ見つけてみてくださいね。

火星

6月の火星はふたご座からかに座のあたりにいて、 西北西の空に見えます。


6月は、富山市科学博物館前の星空観察会で、金星、火星を望遠鏡で見ることができます。

星空観察会は毎週土曜日の19:30~21:00です。ぜひ科学博物館にお越しください。

星座

おおぐま座

北の空高くに見える7つの星「北斗七星」が目印の星座です。

北斗七星から、北の目印「北極星」を探すことができます。

しし座

南西の空に見える白い一等星「レグルス」と、「ししの大鎌」と呼ばれる「?」を裏返したような星の並びが目印の星座です。

しし座も、星占いに出てくる星座として知られています。

うしかい座

南の空に見えるオレンジ色の0等星「アークトゥルス」が目印の星座です。

うしかい座は、幅の広いネクタイのような形をしています。これが「のし」の形に似ていることから、日本では「のし星」と呼ばれました。

おとめ座

南東の空に見える白い1等星「スピカ」が目印の星座です。

おとめ座も、星占いに出てくる星座として知られています。


北斗七星の「ひしゃく」の柄から、アークトゥルス、スピカと続く曲線が「春の大曲線」です。

てんびん座

南の空に3つの3等星が「>」の形に並んでいるのが目印の星座です。

てんびん座も、星占いに出てくる星座として知られています。

こと座

北東の空に見える青白い0等星「ベガ」が目印の星座です。

ベガは七夕の「おりひめ星」にあたります。

明るい星

レグルス

南西の空に見える白い星です。

この星はしし座の星で、明るさは1.4等です。

レグルスとは『小さな王』という意味です。

地球からの距離は約79光年です。

アークトゥルス

南の空に見えるオレンジ色の星です。

この星はうしかい座の星で、明るさは0.0等です。

アークトゥルスとは『クマの番人』という意味です。

日本では、麦を刈り入れるころに夕方空高く見えることから、「麦星」と呼ばれました。

地球からの距離は約37光年です。

スピカ

南の空に見える白い星です。

この星はおとめ座の星で、明るさは1.0等です。

スピカとは『麦の穂』という意味です。

日本では「真珠星」と呼ばれました。

地球からの距離は約250光年です。

ベガ

北東の空に見える青白い星です。

この星はこと座の星で、明るさは0.0等です。

ベガは七夕の「おりひめ星」として知られています。

地球からの距離は約25光年です。

二重星

カストル(ふたご座α星)

ふたご座の二つ並んだ明るい星のうち、少し暗い方の星がカストルです。

望遠鏡で見ると、1.9等と2.9等の二つの白い星がぴったりと寄り添って見えます。

カストルをくわしく観察すると、二つの星がそれぞれ二つの星からなることが分かります。

実はカストルは、さらにもう一組の二つの星がその周りを回っている、六重連星です。

地球からの距離は約51光年です。

ミザールとアルコル(おおぐま座ζ星)

北斗七星の柄のはしから2番目の星が、このミザールです。

肉眼でも、眼のよい人ならミザールのそばにあるアルコルが見えます。

望遠鏡で見ると、ミザールがさらに二重星であることが分かります。

地球からミザールまでの距離は、約86光年です。

コル・カロリ(りょうけん座α星)

この星はりょうけん座にあります。

望遠鏡で見ると、白色の3等星紫色の6等星がよりそって見えます。

地球からの距離は、約115光年です。

アルギエバ(しし座γ星)

しし座にある二重星です。

望遠鏡で見ると、2つの金色の星がよりそっているように見えます。

地球からの距離は、約130光年です。

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