富山市科学博物館

７月の金星は宵の明星として、夕方の西北西の空に見えます。

13日前後は、金星の近くに火星がいます。

夜の星空観察会では、早い時間のうちですが、金星を見ていただけます。肉眼でも、ぜひ見つけてみてくださいね。

７月の火星はふたご座からかに座のあたりにいて、 西北西の空に見えます。

７月の土星はやぎ座のあたりにいて、東南東の空にみえます。

また土星のまわりには、「タイタン」をはじめとする衛星（月）もみられます。

7月は、富山市科学博物館前の星空観察会で、金星、火星、土星を望遠鏡で見ることができます。

星空観察会は毎週土曜日の19：30～21：00です。ぜひ科学博物館にお越しください。

北西の空高くに見える７つの星「北斗七星」が目印の星座です。

北斗七星から、北の目印「北極星」を探すことができます。

南西の空に見えるオレンジ色の0等星「アークトゥルス」が目印の星座です。

うしかい座は、幅の広いネクタイのような形をしています。これが「のし」の形に似ていることから、日本では「のし星」と呼ばれました。

南西の空に見える白い1等星「スピカ」が目印の星座です。

おとめ座も、星占いに出てくる星座として知られています。

北斗七星の「ひしゃく」の柄から、アークトゥルス、スピカと続く曲線が「春の大曲線」です。

南の空に3つの3等星が「＞」の形に並んでいるのが目印の星座です。

てんびん座も、星占いに出てくる星座として知られています。

東の空に見える青白い0等星「ベガ」が目印の星座です。

ベガは七夕の「おりひめ星」にあたります。

南東の空、天の川をはさんで、こと座のベガと反対側にある白い1等星「アルタイル」が目印です。 この星が七夕の「ひこ星」にあたります。

南の空に見える大きなSの字と、赤い1等星「アンタレス」が目印の星座です。

さそり座も、星占いに出てくる星座として知られています。

Sの字の星の並びが釣り針の形に似ているので、日本では「魚釣り星」と呼ばれました。

頭の真上近くの、ヘルクレスの頭文字、Hの形が目印の星座です。

ヘルクレスは、たくさんの武勇伝をもった、ギリシャ神話の有名な英雄です。

南西の空に見えるオレンジ色の星です。

この星はうしかい座の星で、明るさは0.0等です。

アークトゥルスとは『クマの番人』という意味です。

日本では、麦を刈り入れるころに夕方空高く見えることから、「麦星」と呼ばれました。

地球からの距離は約37光年です。

南西の空に見える白い星です。

この星はおとめ座の星で、明るさは1.0等です。

スピカとは『麦の穂』という意味です。

日本では「真珠星」と呼ばれました。

地球からの距離は約250光年です。

東の空に見える青白い星です。

この星はこと座の星で、明るさは0.0等です。

ベガは七夕の「おりひめ星」として知られています。

地球からの距離は約25光年です。

東の空に見える白い星です。

この星はわし座の星で、明るさは0.8等です。

アルタイルとは『飛ぶワシ』という意味です。

アルタイルは七夕の「ひこ星」にあたります。

地球からの距離は約16.7光年です。

南の空に見える赤い星です。

この星はさそり座の星で、明るさは1.0等です。

アンタレスとは『火星の敵』という意味です。

たいへん大きな星で、直径が太陽の約700倍もあります。

地球からの距離は約550光年です。

この星はりょうけん座にあります。

望遠鏡で見ると、白色の3等星と紫色の6等星がよりそって見えます。

地球からの距離は、約115光年です。

この星はこと座ベガのそばにあります。

双眼鏡では二つの星に見えますが、大きな望遠鏡で見るとそれぞれがさらに二つにわかれて見えます。

このような星を四重星といいます。

はくちょう座のくちばしにあたる美しい二重星です。

オレンジ色の3等星と青色の5等星がならんで見えます。

地球からの距離は、約430光年です。