富山市科学博物館

今年は、９月２１日が中秋の名月です。

中秋の名月は必ずしも満月であるとは限りませんが、今年は満月です。

中秋の名月は、秋の収穫に感謝し、その年に収穫された里芋や枝豆などをお供えしたのが始まりとされます。

ススキやお団子をかざって、秋の夜長にのんびりとお月さまを眺めてみませんか。

9月の金星は宵の明星として、夕方の西北西の空に見えます。

夜の星空観察会では、早い時間のうちですが、金星を見ていただけます。肉眼でも、ぜひ見つけてみてくださいね。

９月の木星はやぎ座のあたりにいて、 南東の空に見えます。

望遠鏡でみると、木星にはきれいなしま模様が見えます。

また木星のまわりに「イオ」、「エウロパ」、「ガニメデ」、「カリスト」の４つの「ガリレオ衛星」が見られます。

９月の土星はやぎ座のあたりにいて、南南東の空にみえます。

また土星のまわりには、「タイタン」をはじめとする衛星（月）もみられます。

９月の海王星はみずがめ座にいて、東南東の空にいますが、肉眼では見ることができません。

９月は、富山市科学博物館前の星空観察会で、金星、木星、土星、海王星を望遠鏡で見ることができます。

星空観察会は毎週土曜日の19：30～21：00です。ぜひ科学博物館にお越しください。

頭の真上近くに見える青白い0等星「ベガ」が目印の星座です。

ベガは七夕の「おりひめ星」にあたります。

南の空、天の川をはさんで、こと座のベガと反対側にある白い1等星「アルタイル」が目印です。 この星が七夕の「ひこ星」にあたります。

頭の真上近くに見える大きな十字と、白い1等星「デネブ」が目印の星座です。

北の空に見える十字の星の並びなので、「北十字」と呼ばれています。

このデネブと、ベガ、アルタイルをつないでできる大きな三角形が「夏の大三角」です。

東の空に見える大きな四辺形が目印の星座です。

この四辺形は「秋の四辺形」とも呼ばれ、秋の星座をさがす目印になります。

北東の空に見えるＭの形が目印の星座です。

このＭの形から北極星を探すことができます。

日本では、この星座の形を山にみたてて「やまがた星」とよんだり、舟のいかりにみたてて「いかり星」と呼んでいました。

北東の空に見える、秋の四辺形の北東の一角から並ぶ３つの星が目印の星座です。

アンドロメダは、ギリシャ神話に出てくるカシオペヤ王妃の娘です。

頭の真上近くに見える青白い星です。

この星はこと座の星で、明るさは0.0等です。

ベガは七夕の「おりひめ星」として知られています。

地球からの距離は約25光年です。

南の空に見える白い星です。

この星はわし座の星で、明るさは0.8等です。

アルタイルとは『飛ぶワシ』という意味です。

アルタイルは七夕の「ひこ星」にあたります。

地球からの距離は約16.7光年です。

頭の真上近くに見える白い星です。

この星ははくちょう座の星で、明るさは1.3等です。

デネブとは『尾』という意味です。

地球からの距離は約1,400光年です。

この星はこと座ベガのそばにあります。

双眼鏡では二つの星に見えますが、大きな望遠鏡で見るとそれぞれがさらに二つにわかれて見えます。

このような星を四重星といいます。

はくちょう座のくちばしにあたる美しい二重星です。

オレンジ色の3等星と青色の5等星がならんで見えます。

地球からの距離は、約430光年です。