2025年9月の星空

9月の夜に見える星座や天体を紹介します。
右の図は9月上旬の夜9時ごろ、9月下旬の夜8時ごろの星空です。
惑星の位置は中旬ごろのものです。
大きい画像(click)
2025年9月の月
満月 8日
下弦 14日
新月 22日
上弦 30日
       

皆既月食を見よう!

9月8日(月)、皆既月食が見られます。

今回の月食は、日付の変わった1時30分頃から欠け始め、2時30分頃から完全に月が地球の影に隠される皆既月食が始まります。
皆既月食は約1時間20分ほど続きます。

大きい画像(click)
富山での皆既月食の見え方

惑星

土星

9月の土星はうお座のあたりにいて、東南東の空にみえます。

また土星のまわりには、「タイタン」をはじめとする衛星(月)もみられます。

8日は、土星のそばに満月が見えます。

海王星

9月の海王星はうお座にいて、東南東の空にいますが、肉眼では見ることができません。

9月は、富山市科学博物館前の星空観察会で、土星、海王星を望遠鏡で見ることができます。

星空観察会は毎週土曜日の19:30~21:00です。ぜひ科学博物館にお越しください。

星座

こと座

頭の真上近くに見える青白い0等星「ベガ」が目印の星座です。

ベガは七夕の「おりひめ星」にあたります。

わし座

南の空、天の川をはさんで、こと座のベガと反対側にある白い1等星「アルタイル」が目印です。 この星が七夕の「ひこ星」にあたります。

はくちょう座

頭の真上近くに見える大きな十字と、白い1等星「デネブ」が目印の星座です。

北の空に見える十字の星の並びなので、「北十字」と呼ばれています。

 

このデネブと、ベガ、アルタイルをつないでできる大きな三角形が「夏の大三角」です。

ペガスス座

東の空に見える大きな四辺形が目印の星座です。

この四辺形は「秋の四辺形」とも呼ばれ、秋の星座をさがす目印になります。

カシオペヤ座

北東の空に見えるMの形が目印の星座です。

このMの形から北極星を探すことができます。

日本では、この星座の形を山にみたてて「やまがた星」とよんだり、舟のいかりにみたてて「いかり星」と呼んでいました。

アンドロメダ座

北東の空に見える、秋の四辺形の北東の一角から並ぶ3つの星が目印の星座です。

アンドロメダは、ギリシャ神話に出てくるカシオペヤ王妃の娘です。

明るい星

ベガ

頭の真上近くに見える青白い星です。

この星はこと座の星で、明るさは0.0等です。

ベガは七夕の「おりひめ星」として知られています。

地球からの距離は約25光年です。

アルタイル

南の空に見える白い星です。

この星はわし座の星で、明るさは0.8等です。

アルタイルとは『飛ぶワシ』という意味です。

アルタイルは七夕の「ひこ星」にあたります。

地球からの距離は約17光年です。

デネブ

頭の真上近くに見える白い星です。

この星ははくちょう座の星で、明るさは1.2等です。

デネブとは『尾』という意味です。

地球からの距離は約1,412光年です。

二重星

ダブル・ダブル・スター(こと座ε星)

この星はこと座ベガのそばにあります。

双眼鏡では二つの星に見えますが、大きな望遠鏡で見るとそれぞれがさらに二つにわかれて見えます。

このような星を四重星といいます。

アルビレオ(はくちょう座β星)

はくちょう座のくちばしにあたる美しい二重星です。

オレンジ色の3.1等青色の5.1等がならんで見えます。

地球からの距離は、約434光年です。

今月の星空

PAGETOP