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No.532 外来昆虫ツヤハダゴマダラカミキリに注意!

とやまサイエンストピックス No.532 (2022年7月)
発行日:2022/7/1
ツヤハダゴマダラカミキリは、体長約2~4cmの外来昆虫です。体は黒く、背中に白い斑紋があります。もともと中国や朝鮮半島に住んでいましたが、人間が運ぶ荷物にくっつき、世界中に広がっています。この虫の幼虫は、様々な種類の木の幹を食べ、たくさん枯らしてしまうため、大きな問題になっています。
日本では、主に本州(約10県)で見つかっています。富山県では、①少なくとも2010年には侵入していたこと、②2021年には射水、富山、魚津の3市で見つかり、特に富山市内にはたくさん住みついていること、などがわかってきました。この虫は、もともと日本に住むゴマダラカミキリによく似ています。そのため、気付かないうちに、もっと増えてしまわないか心配です。見分けるポイントは下の図の部分です。皆さんの家の周りにもツヤハダゴマダラカミキリがいないか、注意してみてください!
パルスオキシメータ
図 外来昆虫ツヤハダゴマダラカミキリ(左)と
日本にもともと住むゴマダラカミキリ(右)の拡大写真
※ゴマダラカミキリの白い部分は、黒くなることがあります。

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